同じように厳しい親、高圧的な親にコントロールされて育っても、
表面に現れる性格的なものはいろいろです。
*..:..:*:..:..【 目次 】..:..: *:..:..*
1.親からコントロールされたと思っていない人がいます。
いい子にしていないと親が怖すぎるから、
怖さを逃れるためにいい子でいようと決めた人は、
自分が親にコントロールされているとさえ思わなくなります。
いい子でいることしか生きる道がないので、
思考や感情が停止するのだと思います。
そうすると、コントロールされている自分に違和感もなく、
親から刷り込まれた価値観もそのまま受け入れ、
その通りだ!正しい!と考え、行動します。
一見すると、何も悩みはなさそうに見えるかもしれません。
でも、本当の自分としては生きていません。
マインドコントロールされて
自分としては何も考えない、感じない、
別の自分として生きているようなものです。
そして、コントロールされてしまっている自分の考えや行動は
絶対正しいと思い込んでいるので、
他の人も自分と同じ考えや行動をしてくれないと
特に身近な人ほど、嫌な気がします。
自分と違う考えや行動の人を受け入れられなくて、
苦しみ、その人と戦います。
でも、戦っているのは、価値観等をコントロールされてしまった
すっかりそれに染まっている自分なんですよね。
コントロールされていない本当の自分を取り戻すことで、
戦う必要がなくなります。
2.高圧的な人にはすぐに屈してしまう人もいます。
無理だと思って、高圧的な人からはひたすら逃げ
誰とも戦うこともしない。
無意識にうつになったり病気になったりすることで、
自分のつらさから、少しでも自分を守ろうとする場合もあります。
弱さの強さ、戦わない強さみたいな感じですが、
自分の体や精神を犠牲にしても、
もっとつらくて悲しいですね。
大人の私はもうコントロールされなくてもいいのだと気づき、
ゆっくりゆっくり本当の自分を取り戻していく時間が
必要だと思います。
安心安全の場でのセッションを受けられるといいですよ。
3.親からのコントロールをものすごく嫌悪してきた人もいます。
親からコントロールされた自覚があり、
またそうされることに子供の頃からずっと嫌悪感を抱いてきた人です。
だから、コントロールしてくる人にはとても敏感で、
感度の良いアンテナを立てて、
いつでも誰にもコントロールされないようにしています。
そして、そういう人が現れれば、すぐに戦います。
でも本当に戦っている相手は、子供の頃のコントロールしてきた親で
さらには、もっと深い感覚の自分自身と戦っています。
本当の私をわかって!わかって!
と戦っているわけです。
ですから、目の前の人と戦って勝ったとしても、
戦うことは終わりません。
常に戦う相手(コントロールしてくる人)が
切りなく目の前に現れ続けますから。
心の中の親との戦い、
そして本当の自分との闘いを終わらせれば、
目の前の人と戦う必要はなくなります。
怖い親、厳しい親、高圧的な親と
それに対応する子供、
でもその性格的な出方はいろいろです。
これらの混合型の人も多いと思います。
どうしていろいろに分かれるのかは、
たぶん生まれ持った資質によるものではないかと思います。
以前の私は極端な1のタイプでしたが、
いずれにしても極端な人は生きづらいし、
周りも迷惑で、困りますね。
対人関係がうまくいかない人の中には、
これらの極端タイプの人がけっこういらっしゃいます。
本当の自分を取り戻して、
自分らしくなっていくことで、
自分の中の平安を取り戻して、
自分がまず幸せになり、
そしてパートナーも家族も周りの人も
みんなが幸せになっていけるといいですね。
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